6月27日(木)高校見学会に参加してきましたので、その様子をお届けします。
毎年人気のイベントで、多くの申し込みをいただいております。平日の授業中ということもあり、高校の受け入れ人数に限りがありますので、3年生の保護者の方を優先的に抽選で決めさせていただいています。
今回は総勢88名、バス2台で出発しました。
前年に引き続き川口市立高等学校、私立武南高等学校の2校を見学し、最後に埼玉県立川口北高等学校をまわりました。バスの中は、保護者の方達の楽しそうな会話が弾んでいました。高校では先生のお話しを真剣なまなざしで聞いていて、校舎めぐりでは先生に質問をし、とても熱心な様子が伝わってきました。
川口市立高等学校
《学校教育目標》
“未来を創るしなやかでたくましい人材の育成”
新しい時代に求められる資質・能力の育成のために
昨年の4月に開校した校舎は川口市立の3校(川口総合高等学校・川口高等学校・県陽高等学校)を統合したものです。旧3校の伝統と実績を受け継ぎ、魅力のある学校文化になっています。
何よりも校舎のスケールに皆さん驚かれていて、大きい、きれい、大学みたい、とあちこちで歓声があがっていました。校舎は開放的でとても広くきれいになっています。どの教室も廊下から見わたせるようガラス扉が多く設けてあり、授業風景がよく見えます。
他の県立との大きな違いはなんといっても教員の人数です。通常では80名~100名と言われていますが、川口高校では約130名の教科指導をする教員が在籍しています。
グローバル人材の育成にも力を入れており、ネイティブの先生は8名います。休み時間になると「Hi!」と生徒達自ら声をかけ、楽しそうに会話をしている様子も見られました。先生情報によると、ネイティブファンがたくさんいるのだとか。
1学年の英語では、CIR(国際交流員)チーム7名とJTE(日本人英語教員)とのティーム・ティーチングにより、新傾向入試の話す・書く力を養成していきます。
授業では富士通との連携もあり、最先の技術を利用してICTを活用した充実の学びができます。
・普通教室40室と各種特別教室にWi-Fi LAN接続プロジェクター完備
・全教員にタブレットPCを配付
・空間をデジタル化するUI技術を用いた「空間UIルーム」「アクティブ・ラーニングルーム」のICT活用研修を実施
・生徒3人で1台の目標を達成、さらにタブレットPCを拡充
放課後の自習室は人を付け夜9時まで開放していますので、テスト前になると生徒達が勉強を頑張っているそうです。また業者の方と連携をし、オプションになりますが塾と同じように個別指導もしています。生徒1人1人の性格や学習パターンも知った上で、なんとも心強い環境です。現在は新しい施設の工事をしており、益々進化をする魅力ある高校になっていくと思います。
私立武南高等学校
《Principal’s Message》
“文武創造 文は武で鍛え、武は文で磨く 輝け創造の力”
昭和38年開校、川口・蕨・戸田地区の唯一の私立高校として地域から高い評価があります。
文武創造、その名の通り「文」は学業で学び、感じ、考え、「武」は部活動で行動に移し、鍛え、できるようにする。表現力、コミュニケーション力・行動力を身につけた育成を目指します。
高校につくと、まずは食堂でお昼をいただきました。今回はお弁当でしたが美味しそうな学食のメニューもありました。良心的なお値段ですので、次回は食べてみたいところです。
武南高校では時間の都合上、授業中の様子は見られませんでしたが、その分入試で役に立つ情報を詳しく説明していただきました。コースは特進コース、選抜コース、進学コースの3つになります。
<特進コース>
国公立大学への現役合格を目指すコースになります。週4日の7時間授業を設定、全ての科目をハイレベルに学習。
○北辰2回の平均(5教科、3教科どちらでも可能)と 内申(5教科)
・併願 68(北辰2回の平均偏差値)かつ22(内申点) = A 判定(合格レベル) ‥特待生
・単願 67かつ21 = A ‥‥3年間特待生
66かつ20 = A ‥‥1年間特待生
<選抜コース>
国公立大学のみならず、私立センター試験に広く対応するカリキュラムで、GMARCHを目指すコースです。
○北辰2回平均(5教科、3教科どちらでも可能)
・併願 63 = A ‥‥ 内申は見ません
62+英or数検2級(+2点)もしくは英or数検準2級(+1点)で加点 = A
・単願 62 = A
61+(加点システム利用可能)= A
<進学コース>
部活動と両立し大学進学を目指すコースで、勉強だけではなく部活動でも取り組むことで、幅広い人間関係の構築と才能の向上を目指します。
○北辰2回平均(3教科)、または内申のみでも可能
・併願 59以上 = A または、内申20 = A
58、または内申19+(加点システム利用可能)= A
・単願 57 = A または、内申19 = A
北辰テストは7月以降2回の平均が高いもの(国数英or国数英社理)と5教科(国数英社理)の内申でA判定(合格レベル)を教えてくれます。校長会テストも北辰1回のテストと同じ扱いになります。コースはもちろんですが、併願や単願など個人の希望により、偏差値や内申点の合格判定レベルの数字が変わってきます。また、英検と数検のどちらか2級、もしくは準2級(合格証)を持っていると点数の加点システムも利用できるそうです。
※あくまでも数字は参考として載せてありますので、ご興味のある方は説明会・個別相談会にぜひ足を運んでみて下さい。
埼玉県立川口北高等学校
《目指す学校像》
“知性と教育を身につけるとともに、高い心と品格を備え、互いに高め合い敬い
協力し合う、日本及び国際社会の進展に貢献する生徒を育成する“
昭和49年開校、施設・設備も充実し、第2グランド・プール・弓道場が整備され、ジョギングコースも施設内に設置されています。国際理解教育推進校として、オーストラリアのフランクストン高校との交流(交換留学)、ALT(外国語指導助手)の配置・留学生の派遣・受け入れを進めています。
「チーム川北」、めざすは最高レベルの私。
学校では教室移動中の生徒とすれ違うと、「こんにちは」と元気に明るく気持ちの良い挨拶をたくさんの子がしてくれました。校舎の古さは少し見られますが、それを感じさせないくらい立地条件が良い学校です。
周りには高い建物がなく、広い校庭は2面存分に使えます。
部活動にも力をいれており、バスケットボール部、ハンドボール部、陸上競技部、囲碁・将棋部・かるた部、書道部、弓道部など、多くの部活が、全国大会、関東大会に出場しています。大きな病院もすぐ裏にありとても安心できます。周りは県の所有地ですので、今後も住宅などの高い建物は建たない予定だそうです。
《川北の魅力》
・品格を重んじる教育の推進
・教養主義教育の推進
・自ら学ぶ姿勢と学力の向上
・生徒の進路希望の実現
・高いレベルでの文武両道
・グローバル教育の推進
・人を思いやる情操教育の充実
・開かれた学校づくりの推進
説明会で驚いたことは、なんと言っても校長先生が全生徒1111名の面談を実施していることです。生徒一人ひとりを大切にし、「志」を育てていると教えていただけました。
今回説明をしていただいた教頭先生は、実は内谷中近隣にお住まいで武蔵浦和周辺のことをよくご存じでした。内谷中から川北までのアクセス方法も詳しく教えて下さいました。
武蔵浦和から頑張って自転車で来る子もいるのだとか。
周りは自然が多く、先生方も気さくな感じでとても馴染みやすい学校という印象でした。
<参加された保護者の方にインタビュー>
○川口市立高等学校
・ 素敵な校舎にびっくりしました
・ 先生方の説明が詳しくてよくわかりました
・ 通学方法を教えてほしかった
○武南高校
・ 入試の際の基準の成績を説明してくださりよくわかりました
・ 施設をもう少し見たかった
・ お昼は生徒が食べる学食を食べてみたかった
・ 通学方法を知りたかった
○川口北高校
・ 施設を案内していただいて、川口北高校についてよくわかりました
・ 生徒さんの挨拶がとても良く、気持ち良かった
今回ご協力いただいた八戸教頭先生、成人教育委員の皆さん、
素敵な高校見学会をありがとうございました。
本当にお疲れ様でしたm(_ _)m
内谷中近郊の公立高校・私立高校の文化祭開催日程を「学校の予定」に記載しました。学校見学にご活用ください。
なお、一般公開日など詳しい情報は高校のホームページなどでご確認ください。